2013年 03月 31日
桜を追いかけて:春の花々、咲く。

2週間ほど桜を追いかけて撮っていました。その間に眼についた桜以外の花もいくつか撮っていました。
まずはこれ。桜が咲く頃から花壇や寄せ植えなどで盛んに眼にします。昔私が小さい頃は「三色すみれ」「パンジー」と呼ばれていました。桜田淳子の歌やアイドルグループの名前で憶えておられる方も多いでしょう。しかし不勉強でいつ頃からこうなったか知らないのですが、最近では「ヴィオラ」と呼ばれているようです。違いや名の由来などもわかりません。どなたかご教示ください。



名前はどうあれ、小さい花が寄り添うように咲くさまは見るものをとても微笑ましく暖かい気分にさせてくれます。桜ともども春の訪れを可憐に告げる花です。



2013年 03月 30日
2013年、櫻、満開Ⅶ-高戸橋の花鉄
新顔8800形が増備されても最大勢力を保っている7000形。あまり趣味がいいとはいえないラッピング広告車両が多い中、オリジナル塗装の姿の車両が来ました。やはりこの姿がすっきりしていていいですね。桜ともよく合います。



とかくセンスのよくない広告ラッピング車の中で、この時期だけは好感を持たれるのが、一部で評判の「城北信用金庫号」です。都電の花鉄ではお目当ての一つでもありますが、今年もうまいこと来てくれました。



8500形は次世代車両の一期生。7500形までの車両は吊り掛け駆動で独特の走行音と揺れが大きかったですが(意外にもあの姿で7000形は吊り掛け駆動です。21世紀の今も吊り掛け音を響かせています)、この8500形はカルダン駆動・インバータ制御ということで、車内が一気に静かになりました。広告ラッピング車もありますが、こちらもオリジナル姿の方がいいですね。



2013年 03月 29日
2013年、櫻、満開Ⅵ-やはり青空の下がよく似合う…
今週は肌寒い日が多かったので、普通ならとっくに散っている桜が約半月持つという、早い開花から異例づくめになりました。
昨日はようやく暖かさが戻り、午後からは青空になり、公園も陽光につつまれました。
草地に点々と一本桜があり、木陰に入って花実をする人もいます。

今年もあちこちで桜を撮ってきましたが、やはり陽光あふれる青空の下が一番よく似合います。



公園に隣接して都立高校があります。正門脇のスペースに桜が整然と並んでいます。学校の桜は普通わりとランダムに植わっているものですが、ここは等間隔に植えられて、桜の林のようになっています。オープンスペースなのでそばで花を愛でることができ、いろいろな角度で撮ることができます。



ここでも青空を入れて撮りました。震災以後、桜に限らず青空を大きく入れて撮るようになりました。




今朝ラジオを聞いていて「震災の翌日はいい天気だった」と言っていたのを聞いて「ハッ」となりました。そう、震災の翌日、被災地を含めて抜けるような青空でした…震災から2年、世間では今だに震災が話題にのぼりますが、人の心は弱く、こうした空の記憶が「風化」を始めていることに愕然としました。これからは青空を仰ぐたびにあの日の空を思い出すようにしたいと思います。
今年の桜がこのように異例に長持ちしたのは、なんだか震災で命を落としたすべての生きとし生けるものがこの世に残した未練が花に映って「私を忘れないで」と叫んでいるように思います。忘れません。忘れるもんか。
2013年 03月 28日
2013年、櫻、満開Ⅴ-灯台下暗し…
そんな中、さすがに撮る気にならず家の近くまで帰ってくると、普段何気なく通り過ぎている小神社の境内が一際華やかになっていました。

生まれてこのかた四十有余年この地に住んでいますが、こんなみごとなしだれ櫻があることに全く気が付きませんでした。薄いピンクの花がみっしりと枝について流れています。


幼い頃から遊び場として何度ここに来たかわからないのに、今まで全く気が付かなかったなんて…すぐそばにソメイヨシノが見事な公園や学校があるので見落としていたのかもしれませんが、まさに「灯台下暗し」ですね。




2013年 03月 27日
2013年、櫻、満開Ⅳ-花の山脈・高戸橋

昨日撮って出しでご紹介した石神井川同様、ここも神田川の堤上の桜並木が川の中へと伸びて、すばらしい「花の山脈」を作り上げます。石神井川より堤の幅は広いですが、桜の樹の規模が大きいので、まるでヒマラヤかアルプスのようです。道行く人々のほとんどが足を止めてその偉容に感嘆の声を上げます。余計なキャプションは抜きにしてこの雄大な年に一度の眺めをお楽しみください。







2013年 03月 26日
今日の撮って出し!:2013年、櫻、満開Ⅲ-花の山脈・南田中団地
ここのスゴいところはなんといってもこの圧倒的な花の密度です。あたりを花が埋め尽くすように咲きそろいます。道路沿いの桜並木はクルマの通行の邪魔にならないように下枝を剪定しているので幹がむき出しになってひょろ長く見えますが、川沿いのここは選定されずに枝が四方八方に伸びて花の山を作り、それが連なって山脈のように見えるのです。


今年は堤の上だけでなく川べりの遊歩道まで降りてすこし仰角で撮ってみました。折りしも夕陽が花に照り映えて一輪一輪星のように輝いています。



笹目通りをくぐった向う側、西武線の練馬高野台駅寄りは堤の幅が狭くなり、両側の桜がかなり接近します。橋の真ん中から撮るとご覧のとおり。コンクリートの護岸ですが、花に覆われて渓谷のように見えます。


そこから少し角度を変えると。両側の花が重なり合って。川面を完全に隠して「花の山脈」となります。ここに川など流れていないかのように…




2013年 03月 25日
2013年、櫻、満開Ⅱ

東京の桜が満開になった週末、街歩きをかねて近くの花の名所をいくつか巡ってきました。
通院日だった土曜日、病院の門前からの道の両側は桜並木になっています。さすがはさくらマークの大学病院です(謎)。


池袋へ出て、いつもは本屋だカフェだと引っかかるところを眼もくれず、雑司が谷法明寺へ。ここは区内屈指の古刹であり、鬼子母神は実は法明寺の別堂で正式には「法明寺鬼子母神堂」というのです。江戸の昔から桜の名所として知られていますが、今までなぜか撮ったことがなく、一度撮りに来たかったところです。参道を覆いつくす花を愛でながら、自然のオブジェを撮っていきます。








参道の突き当たりに山門があります。古風な屋根を絡めて撮ると江戸の昔、このあたりに本宅があったという長谷川平蔵が(江戸市中にあったのは官舎兼火盗改本部の「役宅」)着流し姿でで花を愛でる姿が浮かぶようです。


2013年 03月 24日
桜花ノ理(ことわり)
2013年 03月 23日
今日の撮って出し!:2013年、櫻、満開-高戸橋の花鉄

今日は通院日、午後から夕方にかけて区内の桜の名所に行ってきました。
東京の桜は満開を迎えました。久しぶりに雑司が谷鬼子母神近くの法明寺を訪ねました。一度ここの桜を撮りたかったのですが、なかなかタイミングが合わず。今年やっと実現しました。

そこから明治通りを歩いて、今年も高戸橋にやってきました。神田川の堤を埋め尽くす「花の山脈」も撮りましたが、今日は都電荒川線とのコラボ「花鉄」です。まずは8800形「オレンジファイター」8808号車。


いままで何度もここで撮っていながら全く来ず「悲願」と言ってもよかった「れとろ君」9000形がついにやってきました。早稲田ゆきが橋を渡ってきたところ。

そして目の前をゆっくり通り過ぎたところを後追いで。桜も絡みました。

基本の位置に戻って待つことしばし。折り返しの三ノ輪橋ゆきもしっかりゲット。うれしく撮了しました。

2013年 03月 21日
今日の撮って出し!:2013年、櫻、咲く。-Ⅱ

今日はシゴトも順調で早く終わったので帰り道に桜を撮ってきました。

2011年以来力を入れて撮っている「青空と花」も撮りました。昨日は薄曇で抜けるような青空ではなかったので、今日はイイ感じで撮れました。


急に暖かくなって慌てて咲いたような今年の桜は、陽当りや風の具合のせいか場所によってかなり咲き方がばらついています。練馬高野台駅近くの石神井川沿いはまだ三分咲きですが、中村橋から江古田あたりの千川通り沿いは五分咲き。かと思えばもう満開に近い一本桜もあります。気温は確かに上がっていますが、日照は角度や影のかかり方で差があるからでしょうか?




