2007年 03月 02日 ( 1 )

東京の地下鉄が開通したのは、昭和2(1927)年のこと。今年で80周年を迎えます。
東西線葛西駅の直下に、地下鉄博物館があります。ここでは開業から今日までの地下鉄の歴史を知ることができます。
地下鉄博物館には、開業時の1号車両である1001号車が保存されています。銀座線で昭和43(1968)年まで走ったあと、昭和45(1970)年に神田の交通博物館(2006年5月閉館)に寄贈され、戦後に改造されていた部分を開業時の姿に復元されました(台車は10年後の昭和55年に山陽電鉄の車両に転用されていたものを移植)。昭和61(1986)年に地下鉄開業60周年記念事業として開館した地下鉄博物館に移され、現在は丸の内線の1号車300形と並んで展示されています。
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2007.2.15 地下鉄博物館内
開館当初は車内は非公開でしたが、300形の公開を機に一部が公開となりました。
1001号車の中で、懐かしいものを見つけました。
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2007.2.15 地下鉄博物館1001号車内
これは、昭和42(1967)年までに製造された地下鉄車両(東西線5000系初期車)で採用されていた「リコ式吊手」と呼ばれるもので、ホーロー引きの金属製吊手の根元にバネがついており、下の画像のように手前に引いて使います。離すと自動的に元に戻ります。
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2007.2.15 地下鉄博物館1001号車内
地下鉄ネットワークが延び、車内の混雑が激しくなり、また、日本人の体格が大きくなると、リコ式は「急に離して頭をぶつけた」「急ブレーキで踏ん張ったら手首をひねった(固定式なので前後の揺れに弱い)」などのクレームが相次ぎ、順次普通の「吊革」に交換されました。たしか最後は日比谷線3000系だったと思いますが、中学生の頃、リコ式が全廃になるというので、日比谷線に乗りに行った記憶があります。
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by borituba | 2007-03-02 10:32 | てつどう