2009年 05月 13日
4月の鉄活動から:都電荒川線-2
新型車のデビューの陰で、引退していく車両もあります。現行車の中では、7500形が8800形にとって替わられることになりました。
7500形は製造は7000形より新しいのですが、7000形は、実際は台車とモーター以外は全て更新されており、ローレル賞を獲ったことでもわかるとおり実質的には新車と言ってよく(車両番号も付け替えられています)、内装も再度更新されている(シングルアームパンタに付け替えた車がそれに当たる)のに対し、7500形は流用部分が7000形より多く、冷房化以外には大きな更新もされていないために先に引退ということになったものです。
しかし、7500形は、近代的なフォルムに作り替えられてしまった7000形に比べ、新車体も路面時代のフォルムを色濃く残しており、より「昭和の電車」色が強いのが沿線風景に合っています。現在復刻塗装車として7000形の7022号車が黄色に青帯で走っていますが、7500形も引退までに1両くらい復刻塗装車を作ってほしいものです。こちらはデビュー時の塗装であるアイボリーに赤がいいと思うのですが…