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シリーズ-東京の地下鉄を診断する:丸の内線

1.路線の距離と所要時間(スピード)
池袋-荻窪間24.2kmを約50分ですが、全線を乗り通すことは少ないので、途中駅までで見ると、池袋からで大手町まで約15分、銀座まで約20分、赤坂見附まで約25分、四ツ谷まで約30分です。池袋をベースで考えるとこの辺までが乗り通す圏内です。銀座線同様意外に速いと言っていいでしょう。ひところより緩和されたとはいえ、朝ラッシュの混雑が相変わらずすさまじいのもこの速さ故と言えるでしょう。
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2007.2.15 地下鉄博物館

2.路線の便利度(相互乗り入れ・他路線とのアクセス)
銀座線同様相互乗り入れはありません。池袋-荻窪間25駅中、乗換駅は池袋・後楽園・本郷三丁目、淡路町・大手町・東京・銀座・霞ヶ関・国会議事堂前・赤坂見附・四ツ谷・新宿三丁目・新宿・中野坂上・荻窪の15駅(全体の3/5)、山手線とのアクセスは池袋・東京・新宿の3駅あり、都心の駅では殆ど乗り換えが可能で、便利度は非常に高いと言えます。ただ、国会議事堂前駅と赤坂見附駅と南北線・銀座線の溜池山王駅の乗換えはあまりに遠く、むしろ繋がない方が良かったのではないかと思われますが…

3.ダイヤ(路線内乗継の問題など)
銀座線同様駅設備が6連までになっていますが、殆どの工事が戦後に行なわれたため、トンネル断面やカーブなどに技術の進歩に伴う改良があり、最高速度が75km/hにアップしています。そのため銀座線以上に運転間隔が過密になっており、ラッシュ時最高で1分50秒間隔という日本一、いや世界一の過密ダイヤを実現しています。池袋ベースで見ると、島式1面2線の片方に入線すると片方が発車…という形が出来上がっていて、利用しやすくなっています。
列車は概ね荻窪ゆきと新宿ゆきで、ラッシュ時には中野富士見町ゆき(入庫回送を兼ねる)がありますが、利用区間のコアが池袋-新宿間であることから、殆ど影響はありません。

4.車両
02系6連で統一されています(方南町支線の線内往復はワンマン対応の専用3連)。銀座線用01系がベースになっていますが、車幅、車長とも伸ばされており、輸送力は上がっています。世界一の列車密度を維持するために53編成318両という大所帯になっています。銀座線同様スペックが揃っているのと相互乗り入れがないため、ダイヤの定時性が非常に高くなっています。
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2007.3.4 東京メトロ丸の内線後楽園駅

5.その他
銀座線が東京の地下鉄の南北の軸とすれば、丸の内線は東西の軸と言っていいでしょう。東京の都心をほぼ⊂形に貫き、山手線のショートカットだけでなく、各線から都心に入るルートとしてほぼ完成されています。若干強引な乗換えルートもありますが、便利度は銀座線とほぼ互角と言ってよく、満点…と言いたいところですが、あまりに便利すぎて混雑がなかなか緩和されないところが若干恨めしいところです。副都心線とは新宿三丁目で階段一つで繋がっており、副都心線で最も便利な乗換えになっています。

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by borituba | 2008-08-07 22:46 | てつどう