2007年 02月 24日
白い特急たち
かつては日本中どこでもこの肌色と赤の列車が走っていました。しかし、JRになってから、地域別、列車別に新しい車両がデビューするようになって、さまざまな色やデザインの特急列車が走るようになりました。
そんな中、目立つのが白ベースの特急車両です。485系も東武日光線乗り入れ特急「きぬがわ」「日光」用に改造された車両は白ベースになっています。一見すると上の原型と同じ種類の電車には見えませんね。
関東で「白い特急」の草分けになったのが651系交直流電車でしょう。昭和末の1988年にデビュー。485系に代わって常磐線の特急の主力となりました。新車ということで当初から上野-土浦間ノンストップの「スーパーひたち」で活躍。1997年にデビューしたE653系とともに常陸路を駆け抜けています。
思えば新幹線のない地域への在来線特急はほとんどが白い電車になっているような気がします。中央本線の「あずさ」「かいじ」のE257系、「スーパーあずさ」のE351系も白い電車ですね。
国鉄色の車両を大事に使う物持ちのよいJR西日本ですが、関西空港アクセス特急「はるか」用の281系は、やはり白い電車になっています。