2007年 02月 18日
壮大なるターミナル-阪急梅田駅
私が京都で学生生活を送っていた20年前、阪急京都線は国鉄と激しく競争しており、京阪間ノンストップを売り物にしていました。(京都)河原町-烏丸-大宮-(大阪)十三-梅田と、双方の中心に直結していた阪急は、京都駅が中心部からやや外れていた国鉄よりやや有利でした。
しかし時代は移り、JRとなって本格的に巻き返しを図り、京阪間に関しては徹底的な「新快速優先ダイヤ」を張った結果「特急より速い新快速」を実現。一気に形勢を逆転してしまいました。
現在、阪急は沿線客をこまめに拾う方針に転換。日中の特急は烏丸・桂・長岡天神・高槻市・茨木市・十三に停車。これは昔の急行にあたり、現在の急行は河原町-高槻市間各停、茨木市・南茨木・淡路・十三となっていますが、今年3月のダイヤ改正で実情に合わせた「準急」に変更になる予定です。
しかし、梅田に着くと、その壮大なスケールにいつも圧倒されます。櫛型ホームに京都・宝塚・神戸の各線がそれぞれ3線ずつ9線。そこにマルーンの電車がズラリと並ぶさまはまさに壮観です。
関東にはこういう壮大なターミナルはほとんどなく、唯一東急渋谷駅は「師」である阪急のターミナルをささやかながら踏襲しています。しかし、地下鉄13号線(副都心線)との乗り入れが始まると、この「プチ梅田」も消滅してしまう運命です。