2006年 08月 04日
東西線05系のバリエーション-1
まずは原型タイプ。第1~13編成がこれにあたります。このタイプのみいわゆる「幕車」で、有楽町線7000系などと同じチョッパ制御になっています。フォルムは新しいスタイルですが、「昭和の電車」の感じが若干残っています。
第14編成はワイドドア試作車で、さらに南北線9000系で採用されたGTO素子VVVFインバータ制御を採用した唯一の編成で、ギア比や電動車の数なども違うという、このタイプの車両の中では異端の編成です。この編成から幕表示がLEDになっています。
このあと、第15~18編成はワイドドア車となりましたが、制御はチョッパに戻されました。また、ワイドドアも試作の第14編成を合わせて5編成で打ち切られました。
第19~24編成は原型タイプの完成形といっていい編成で、異端の第14編成以来のVVVFインバータ制御が本格的に導入され(第14編成との違いはIGBT素子になっていること)、チョッパ車と区別するために前面窓に「V」マークが付けられています。
このグループの最終編成である第24編成は、5000系アルミ車の部品をリサイクルして作られた「アルミ・リサイクルカー」です。先頭車にはそのことを示すステッカーが貼られています。