シリーズ:相互乗り入れ-5

今日からは都営線の乗り入れ形態について考えてみます。
都営地下鉄は、東京高速鉄道が戦後国策会社の帝都高速度交通営団になったことに伴い「地下鉄の公営化」論議が起こり、東京高速=交通営団が免許を取得した路線を除いた路線を担当することでスタートしました。交通営団が採算性などから二の足を踏んだところを半ば押し付けられた形だったのです。
その後都市計画の変更などでルートや乗り入れ先が二転三転したあげく、結果として乗り入れ先の路線の事情に全て付き合う形になり、全4路線が全て軌間と規格が違うということになったのです。1号線(浅草線)は1435mm(標準軌)、6号線(三田線)は1067mm(日本狭軌標準)、10号線(新宿線)は1372mm(馬車軌と呼ばれる特殊な軌間、路面電車に多い)となっています。乗り入れがない12号線(大江戸線)は1435mmですが、リニア駆動ミニ規格となっており、全ての路線が互換性を持たない特異な現象になっています。
三田線は当初、東武東上線、東急池上線との相互乗り入れが計画されていましたが、東上線の方は8号線(営団有楽町線)に変更となり、また池上線の方は玉川線(玉電)の代替線である地下新線(現田園都市線)に変更の上、11号線(半蔵門線)に移行となってしまい、長らく西高島平-三田間で営業。相互乗り入れは宙に浮いた形でしたが、7号線(営団南北線)の延伸時に三田-白金高輪間を建設し、白金高輪-目黒間は南北線と共用し、東急目黒線との相互乗り入れを開始しました。現在は都営6300系、東急2代目3000系、2代目5000系が西高島平-武蔵小杉間で活躍中で、目黒線の地下線化に伴いこの9月からは急行も運転される予定になっています。
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2005.5.22 東京急行電鉄目黒線不動前駅
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by borituba | 2006-07-25 23:02 | てつどう