2006年 07月 20日
シリーズ:相互乗り入れ-1
現在、東京の地下鉄は第3軌条の銀座線・丸の内線とリニア駆動方式の都営大江戸線を除き全ての路線が他社との相互乗り入れを行なっています。
日比谷線(東武伊勢崎線東武動物公園-北千住-中目黒-東急東横線菊名)
東西線(JR中央線三鷹-中野-西船橋-JR総武線津田沼・東葉高速鉄道東葉勝田台)
千代田線(JR常磐線取手-綾瀬-代々木上原-小田急線本厚木・唐木田)
有楽町線(東武東上線森林公園-和光市・西武池袋線飯能-小竹向原-新木場)
半蔵門線(東武日光線南栗橋・同伊勢崎線久喜-押上-渋谷-東急田園都市線中央林間)
南北線(埼玉高速鉄道浦和美園-赤羽岩淵-目黒-東急目黒線武蔵小杉)
都営浅草線(北総鉄道印旛日本医大-高砂・京成線成田空港・芝山鉄道芝山千代田-押上-泉岳寺-京浜急行空港線羽田空港・久里浜線三崎口)
都営三田線(西高島平-白金高輪-目黒-東急目黒線武蔵小杉)
都営新宿線(京王多摩線橋本-調布-笹塚-新線新宿-本八幡)
今日からシリーズでこの相互乗り入れについて考えていきます。相互乗り入れを行なう場合、地下鉄を通るためのいろいろな制約や条件があるため、各社とも専用の乗り入れ車両を用意することが多くなります。ほとんどの場合地下鉄側に条件を合わせるのが普通ですが、標準的な車両をそのまま乗り入れでも使用することもあります。それで歴史的な名車になったのが京急1000形です。1000形以後、普通専用と言っていい800形、元快特専用車だった2000形を除き全て乗入れ対応としたため、現在は1000形が都営線に入ることはめっきり減りましたが、それでも朝夕ラッシュ時には押上や青砥・高砂まで足を伸ばすことがあります。