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都営新宿線車両図鑑

下高井戸で上りを撮っていると、都営新宿線の車両が立て続けにやってきました。
まずやってきたのは最新の10-300系です。JR東日本のE231系をベースにしたいわゆる「新標準形」車両で、地下鉄用の特殊な機器のほかは内装など基本的なスペックは共通になっています。急行本八幡ゆき、この先は明大前・笹塚・新線新宿・市ヶ谷・神保町・馬喰横山・森下・大島・船堀・本八幡と、新宿線内も急行運転になります。
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2006.6.6 京王電鉄京王線下高井戸駅
続いては10-000系の先頭車だけを新製して置き換えた10-300R系編成。上の10-300系の新製編成は帯の幅が広くなっていますが、この編成は中間車の10-000系に合わせて、黄緑の帯が細くなっています。先頭車だけが新しくなっているので、アンバランスな印象になっているのは否めませんが、過渡期の珍現象として記録に残しておきましょう。
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2006.6.6 京王電鉄京王線下高井戸駅
最後は従来型の10-000系。新宿線は1978年の岩本町-東大島間を皮切りに、部分開業を繰り返しながら伸びていった路線で、それに合わせて車両も増備されていったので、1971年の試作車から1997年の最終増備車まで30年近くに渡って製造されました。そのため初期車の一部は老朽化のために廃車となり、中間車のなかで車令の若いものは先頭車を上の10-300Rに置き換え、90年代になって製造された編成はそのまま生き残っています。90年代後半はすでにVVVFインバータ車の時代になっていましたが、ATCシステムが旧式で障害が出たために解決されるまでの間新車の導入が遅れたのだそうです。
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2006.6.6 京王電鉄京王線下高井戸駅
by borituba | 2006-06-09 15:20 | てつどう