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近所を走る電車-東武9000系

もっとも近いところを走っていながら、これまでまったくといっていい程撮っていなかったのが、地下鉄有楽町線を走る電車たち。わけても東武9000系は一枚も撮っていませんでした。先日強風を突いて朝霞台で狙ってみました。
9000系は昭和56年デビューですから、立派な「昭和の電車」です。しばらく「地上勤務」が続きましたが、昭和58年、有楽町線和光市開通直後から乗り入れ用としての活躍が始まりました。名車8000系からなんと20年ぶりの東上線新車でした。東武初のチョッパ制御車でもあります。
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2006.3.17 東武鉄道東上線朝霞台駅
やがて、列車の増発に伴い、増備が進みましたが、その間の技術の進歩に伴って平成6年の最終増備編成はVVVFインバータ制御になり、車両番号も飛んだために9050系と呼ばれていますが、性能上は9000系と同じです。この編成には当初ドア上部に液晶モニターが付けられていました。行先・次駅の案内のほか、注意を促すメッセージなどが写され、アニメーションで制服姿の坊やがお辞儀する姿が人気でした(営団区間では当時の緑色、東武区間ではオレンジと、ちゃんと変わっていました)が、現在では撤去されています。
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東京地下鉄有楽町線千川駅
9000系は側面に細かいコルゲーションがあるため広告ラッピングが難しいのですが、後期車はダルフィニッシュという新しい加工技術に変わり、広告ラッピングができるようになりました。しかし、東武車はどの形式もラッピングが似合わず、またセンスのない広告が多いせいもあってあまり好評とはいえません。
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2006.3.17 東武鉄道東上線朝霞台駅
by borituba | 2006-03-20 23:04 | てつどう