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シリーズ「電車の顔」:赤い電車1ー800形

首都圏の電車の中で最も「色」がイメージとして定着しているのはなんと言っても「赤い電車」京急でしょう。
京急の電車の顔は、前面2枚窓・中央上部にコンパクトなシールドビーム1灯、いわゆる「湘南顔」が長らく伝統的フォルムでした。名車初代1000形も地下鉄乗り入れということで貫通型3枚窓になりましたが、デビュー時は湘南顔でした。
現在、2代目600形、2100形、2代目1000形の平成世代は全く新しいコンセプトの新・京急顔になっています。昭和世代の車両たちは次第に数を減らしつつあります。
その中で最古参として活躍している800形は、昭和京急顔の最終進化型と言っていいでしょうか。
800形は、普通用の吊り掛け旧型車両の後継としてデビューしました。前面はそれまでの車両とかなり印象が変わり「ダルマさん」というあだ名のとおりユーモラスなフォルムになりました。しかし、よく見れば「オデコ」に一灯、非貫通前面2枚窓、車体裾にアンチクライマー…という、京急の伝統的フォルムの基本はきちんと押さえられていることがわかりますね。

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2015.8.2 京浜急行電鉄本線京急川崎駅
800形はフォルムの特異性だけでなく、最高120km/hで疾駆する快特から逃げ切るために加減速性能に特化したスペックも特筆すべき特徴で、ほぼほぼ普通列車として活躍してきました。まさに「普通車一代」の生涯です。
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2015.8.17 京浜急行電鉄本線新馬場駅
800形は6両固定編成のため、京急の車両の中で唯一分割・併合を行わない車両です。したがって電気連結器を装備しておらず、故障時などの牽引用の小型密着連結器のみちょこんとついています。それが一層800形のユーモラスな顔に似合っています。
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2015.8.17 京浜急行電鉄本線新馬場駅
by borituba | 2015-09-16 23:00 | てつどう