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台風と鉄道

久しぶりに関東に台風が来ました。

関東の鉄道は雪には弱いですが、台風はどうでしょうか。高架化や保線技術の進歩で、大雨にはさほど影響を受けなくなりました。ただ雨が降っているだけならほとんどダイヤに影響はないようです。
しかし、台風のような大規模な風雨で最大のネックになるのは実は橋なのです。
東京から放射状にのびるJR・私鉄の各線のほとんどがどこかで大河を渡ります。荒川・多摩川・江戸川・利根川…ほぼ全ての路線がどれかの川を長大な鉄橋で渡っています。なかには常磐線やつくばエキスプレスのように荒川と利根川を2つとも渡るような路線もあります。
台風が来ると、まず川が増水します。危険な水位にならなければいいのですが、以前は橋脚が破損したりして不通になるケースが多かったようです。今は橋脚が強化されたりアーチ橋になったりして、増水による影響はだいぶ少なくなりました。
しかし、大きな川を渡る橋にはもう一つの危険があります。それは強風です。川は障害物がないので「風の通り道」になります。関東の場合地形の関係で河口側から川上へと吹き上げるケースが多いのですが、強い横風となり、それは鉄道車両の最大の弱点でもあります。
昭和53年(1978年)に起きた東西線の脱線転覆事故以来、橋梁部での強い横風に対する基準が強化されて、台風接近の場合運転見合わせの原因は強風によるものが圧倒的に多くなりました。
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2007.1.11 東京地下鉄東西線南行徳駅
われらが京急は比較的タフで、かなり天候が悪化しても正常運転していますが、近年のゲリラ豪雨などの想定外の大雨で横浜以南の切り通し多発区間での土砂災害が目立つようになりました。現在急斜面の強化工事をあちこちで行っているようですが、しばらくは京急の悩みのタネになりそうです。
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2006.9.2 京成電鉄押上線八広駅
by borituba | 2013-09-16 18:36 | てつどう