2013年 03月 14日
「その日」まであと2日…日比谷線乗入れグラフィティⅠ
今日は9000系と共に東横線を去る日比谷線乗入れ列車のグラフィティ。
営団(東京メトロ)日比谷線とは昭和39年(1964年)、オリンピックに間に合わせるために突貫工事で全通時から相互乗り入れを開始。すでに東武伊勢崎線との相互乗入れを始めていましたが、当時の取り決めで東急の列車は北千住まで、東武の車両は中目黒までの運用になり、それが今日まで続いてきました。営団(メトロ)の車両は当然両方の路線を走ることができましたが、東武-日比谷線-東急を走り通す列車は設定されず。東武に入る列車は中目黒まで、東急に入る列車は北千住までの運用でした。
今回副都心線との乗入れ開始にともなって、48年続いた日比谷線との相互乗り入れを解消することになりました。今後は中目黒での東横線との連絡ということになります。今までも乗入れ列車であっても中目黒で東横線急行・特急に乗り換えて先を急ぐ客が圧倒的に多く、直通列車なのにガラ空きになることが多かったので、まあそれほど影響はないのでしょうが、私の生まれた年から続いてあたりまえの光景だったものが消えるのはやはり寂しいものです。
日比谷線乗入れ用の車両は東武2000系・営団3000系・東急初代7000系でスタートしましたが、すべて世代交代し、東武21000系・メトロ03系・東急1000系が担当しています。東急1000系は支線区ヴァージョンと乗入れヴァージョンがありますが、乗入れヴァージョンは元々編成数が少なく、車両使用料相殺のため日比谷線内運用にはいることが多く、東急線内ではなかなか見られないという不思議な車両でした。そのせいか影が薄く、私も「その日」が来るとは思っていなかったのであまり撮っていませんでした。