2005年 09月 03日
関西撮影記-4
早速やってきたのが30000系「VistaEX」です。近鉄特急といえば、なんといっても「ビスタカー」です。10100系「新ビスタカー」に取って代わったのが1979年ですから、もう四半世紀以上も走っているんですね。京都線には割りと多く来るようで、撮っていた小一時間の間に3本も来ました。
近鉄京都線は関西観光地への玄関という性格からか、特急が多いのだと帰京後にご教示をいただきました。確かに奈良、(橿原神宮前経由)吉野、(大和八木経由)賢島と、近鉄の主力観光地への特急が頻発しています。
奈良ゆき特急が通過して行きます。先頭は「新スナックカー」12200系です。南大阪線を除く標準軌区間を走る特急車ではもっとも古い車両となり、名阪特急(現アーバンライナー)からは退いていますが、鳥羽・賢島・奈良・橿原方面ゆき特急で活躍を続けています。また、次世代特急車22000系「ACE」との混結も多く(下の画像の後2両は「ACE」でした)、まだまだ現役バリバリです。
その22000系「ACE」は、VVVFインバータ制御の次世代一般特急車で、これの登場によりバリエーションが多かった抵抗制御の旧タイプ特急車が一気に淘汰されました。関西に行く度何度か見かけていますが、オレンジ一色のマスクはまさに「スズメバチ」。賢島ゆきです。
そろそろ切り上げようと思ったところへ来たのが「伊勢志摩ライナー」23000系です。従来の近鉄特急のイメージを一新する明るいカラー。グリーン車に相当する「デラックスカー」や「サロンカー」の連結など、リゾート特急として一層のグレードアップがはかられています。