2012年 08月 21日
6月の鉄活動から:くねる電車たちin牛田
京成関屋駅と細い道一つ隔てて向かい合う東武伊勢崎線牛田駅。ほぼ同じ位置にあるのに駅名が違うのは関西によくありますが、東京では比較的珍しいです。京成の方はこのあたりの旧村名「関屋村」を採り(池波正太郎がお好きな方は「剣客商売」の舞台としてご存知のかたもおられるでしょう)、東武は関屋村内の旧字名「牛田」を採ったわけです。
牛田駅は京成関屋駅に面した下り線側にだけ駅舎がある、典型的な私鉄の小駅です。かつては構内踏切があったのでしょうが、今は地下道になっています。
目的地に行くには上りに乗るわけですが、一旦下りホーム北千住方の端にきました。以前同じルートで東武に入ったとき、ちょっと撮ってみたらなかなかイイ感じだったので、今日はもう少しじっくり撮ってみることに。
試し撮りをかねてちょうど入ってきた北千住始発の各停浅草ゆき。10000系初期車の6連です。
ここの魅力は列車の微妙な「くねり」です。北千住以南の伊勢崎線は、ほとんど蛇行と言っていいほどのカーブの連続で、鐘ヶ淵や堀切など駅そのものがカーブの中にあってホームが大きく湾曲している駅もあります。
北千住を出た上り列車は大きくカーブして、その中の電留線をかわして牛田駅に入ってきます。そのため駅の手前で大きくくねっているのです。くねっているために10連の半蔵門線乗入れ急行もイイ感じに収まります。カーブの連続なので低速で、シャッタースピードが低くても決まるところも魅力的なポイントです。東急8500系急行中央林間ゆき。
ここで本当に撮りたかったのは区間快速6050系。6連なので裏も撮ります。低速で通過するので表を撮ったあとでも焦らずスタンバイできます。光線状態がわりにいいので裏もキレイに決まります。
ついに東上本線に流れてきた30000系。区間準急が入ってきました。
裏も撮ろうと振り向くと、北千住ゆき普通が入ってきました。そっちにピンを決めて浅草ゆきが発車したところを余裕でドンピシャ並びをゲットだぜぃ。