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さかなは友だち、エサじゃな~い

どうです、この面構え。昨日ちらっと触れたサメ水槽の「シロワニ」です。なぜ「ワニ」と言うかというと、古語でサメのことを「ワニ」と言っていたのだそうです。
サメといえば、「ジョーズ」に代表されるように「恐怖の人食いザメ」というイメージが先行していますが、人間を襲う可能性のある大型のサメは、全サメのなかで一割くらい。サメ類(魚類としても)最大のジンベエザメ、2位のウバザメはオキアミを食べ、魚すら食べないので、ほんの一握りのサメが人を襲う、しかも、サメは嗅覚と皮膚感覚が非常に優れているので、血の臭いや温度の変化に敏感で、獲物の種類にかかわらず半ば本能的に噛み付くので、サメにとっては普通の捕食活動に過ぎません。
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2005.8.1 しながわ水族館
こんな恐ろしい顔をしていますが、シロワニ君は比較的おとなしいサメで、人間を襲うような攻撃的な種類ではないのだそうです。アニメの世界では「シャーク・テイル」でベジタリアンのサメ、なんてのが登場しましたが、私が印象に残っているのは「ファインディング・ニモ」に出てきたサメトリオ。リーダーは無法者からの更正中で、「さかなは友だち、エサじゃな~い」を合言葉に、ニモのパパたちと仲良しになろうとしますが、カスリ傷で流れたわずかな血に反応して暴れだしてしまいます。でも基本的にはイイやつ。この愛すべきトリオのモデルになったのは、ひょっとするとこのシロワニ君かもしれません。水槽の中でも他を圧するように悠然と泳いでいます。
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2005.8.1 しながわ水族館
by borituba | 2005-08-03 13:06 | どうぶつ