2010年 11月 09日
シリーズ「私鉄のバス」:京王
京王バスは「似ても似つかぬ」⇒「そっくり」⇒ふたたび「似ても似つかぬ」と変遷しています。現在、23区地域を走っているバスの色はこうです。
一方電車はというと、先ごろ6000系が引退して銀色化が完了しましたが、濃いピンクと紺の帯です。以前は青帯がなく赤い細帯1本で、ちょうど京急と反対の色分けでした。そして変わらないのはこの白い顔です。
バスは全く違うデザインになりましたが、多摩地区の京王バスは、下のように往年の6000系と「そっくり」なデザインで走っています。
ここから話は俄然ややこしくなります。上のデザインはオリジナルデザインではなく、一度リニューアルされた姿なのです。2代前のデザインなどもう滅びているのでは?と思うとさにあらず。
八王子を中心に走っている京王の系列会社の西東京バスにかつての京王バスのオリジナルデザインが生き残っていました。東京を走るバスの中では派手な部類に入るこのデザインは、かつては新宿や中野で普通に見られたものです。上の画では前面にPR幕がありますが、前面はこのようになっていて、京王のエンブレムが入っていました。
この西東京バスのデザインもリニューアルが始まっており、昭和の色がここでも姿を消しつつあります。
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