2009年 12月 12日
10月の鉄活動から:東急のリサイクル車両たち
東急多摩川線は元の目蒲線の多摩川-蒲田間で、池上線と並び東急の中では支線区で、3両編成の電車が行ったり来たりしています。
かつては緑色の旧型車両の終の棲家になっていましたが、いつしか全て引退して、ステンレス車両に交代しました。
現在はかつて主力として本線格の東横線や田園都市線で活躍したステンレス車両初代7000系と後継車の7200系が制御機器を一新してリサイクルされ、7700系、7600系として活躍しています。
7700系・7600系ともデビューから40年を超え、車体だけなら東京都内で見られる電車の中では最も古い部類になりますが、東急車輛の傑作中の傑作であるステンレス車体は歪みも劣化もほとんどなく、現在も主力の一角を担っています。中身は先端に近いVVVFインバータ制御に切り替わっていますが、コルゲーションいっぱいの「昭和のステンレスカー」のフォルムは往年の活躍を思い出します。