2009年 10月 08日
でんしゃにちゅうい
踏切わきにこんな立て札が立っていました。
この立て札は、かつては西武線の踏切には必ずあったもので、私の家の近くの踏切にもありましたが、踏切の改修などの影響で順次撤去されて、今ではほとんど見なくなりました。多分保線区などで手づくりしていたのでしょう。独特の字で「でんしゃにちゅうい」と書いてあるのですが、手づくりらしく字体が全て違います。しかしお手本のようなものがあるらしく、「でんしゃ」の部分はこのようにちょっと変った字配りになっています。
この立て札も地面に差し込まれずに何かの支柱に針金で固定されて立っていました。やがてこういう古風な立て札もなくなっていくのでしょう。昭和の電車に心を寄せる私としては一抹の寂しさを感じる光景です。