2009年 10月 01日
8月の鉄活動から:夕暮れの六郷土手(3)
800形はご存知「普通車一代」。疾走する快特の間を縫うように京急本線の全駅に停まります。ここ六郷土手にも停まります。そんな800形が並びました。
夕ラッシュのピークの一瞬、800形が突如豹変します。夕ラッシュ時は快特の最高速度が110km/hになり、快特に加え特急も12連で運転されるため、空港-川崎間の「区間特急」に充当される4連車がそちらに取られ、本来普通車一代の800形が「区間特急・快特」に当てられます。800形がフルスピード(120km/h運転には対応していないので110km/h)で駅を通過していく姿はちょっと不思議な感じがします。また、急行灯が点いている姿というのも珍しく見えますね。
一方2000形は往年の快特専用車ですが、2100形にその座を譲ってからもほとんど活躍の内容は変っていないようです。4連は日中間合い運用で普通や区間特急に入っていますが、夕方になると8連と組んで品川に回送されてきます。
8連単独で、また先ほど回送された12連で、2100形がウィング号に入る頃から往年と同じA快特となって夕陽の中を疾走してゆきます。