八ツ山にて-9

空港第2ターミナルの開業をきっかけに、京急は空港輸送と国内航空のPRを兼ねて、初めて広告電車を走らせました。600形とN1000形からそれぞれ1編成が選ばれて広告電車に変身したのです。
イメージカラーが赤の日航は問題ありませんが、全日空は正反対の青。さあ、どうしましょう!
京急が出した結論は「1編成だけ真っ青な電車を作る。」でした。かくして前代未聞の「青い京急」が走り始めたのです。
京急といえば「赤」。それを根底からひっくり返す青い電車は、マニアだけでなく、京急の乗客もびっくり仰天。あちこちの鉄道サイトでも連日のように画像がアップされました。
現在、ラッピングだったN1000形は元の赤に戻されましたが、600形は塗装更新されて健在(606編成)。そしてこの週末から第3弾として「青い」2100形がデビューしました。画像は今日の撮って出しです。
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2005.6.12 京浜急行本線品川-北品川間
# by borituba | 2005-06-12 22:15 | てつどう | Comments(0)

八ツ山にて-8

ここに来る多彩な電車たちの中で、「無個性が個性になる」という見本が、この北総9000系です。
都市基盤整備公団が千葉ニュータウンのインフラ整備の一環として建設した新線用に作られた車両で、当初は2000系といっていました。のちに印西牧の原まで延伸したとき、「C-flyer」9100系がデビュー。間が空きすぎた(デビュー当時、先に導入された京急1000形の「お下がり」がそのまま1000系を名乗ったため)形式を整理し、先輩ということで9000系になりました。
9100系同様、公団の経営悪化の影響でかなり汚くなった時期がありましたが、そのまま北総鉄道に引き継がれ、ひところより状態は改善しています。しかし帯が元から汚れやすい色のため、ややくたびれて見えるのはちょっと気の毒ではあります。急行で品川までやってきて、遠く印旛日本医大まで、まだまだ道中は長いですよ。
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2005.5.4 京浜急行本線品川-北品川間
# by borituba | 2005-06-11 23:00 | てつどう | Comments(0)

八ツ山にて-7

昨日も書きましたが、この踏切付近は曲率の大きなカーブの連続で、撮る位置や角度によって、予期せぬ効果が出ることがあります。
これは踏切のちょっと後方から、標識を入れて撮った1500形ですが、広角レンズの隅から隅まで被写体が入っているため、「魚眼かな?」と思うような面白い感じで撮れました。
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2005.5.4 京浜急行本線品川-北品川間
# by borituba | 2005-06-10 00:33 | てつどう | Comments(0)

八ツ山にて-6

八ツ山の大踏切では、上りも下りも低速で通過します。編成の長い下り急行や快特は先頭が北品川駅にかかるあたりから加速を始めますが、上りは踏切付近から減速を始めてゆっくりと品川駅に入っていきます。
日中は、(泉岳寺始発)快特-(エアポートor都営線直通)快特-(品川始発)普通-(少し間が空いて)空港ゆき急行、というパターン化したダイヤになっています。快特は足が速いので、ほとんど続行で普通が来ます。タイミングによっては上り快特と橋の上で離合して、こういう「並び」が撮れます。
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2005.6.7 京浜急行本線品川-北品川間
# by borituba | 2005-06-09 10:06 | てつどう | Comments(0)

八ツ山にて-5

近年、鉄道の延伸部分が、そこまでの会社とは別に、地元自治体や開発ディベロッパーなどが出資した「第3セクター」が建設、営業を行なうケースが増えました。メトロ南北線-埼玉高速鉄道、東急東横線-横浜高速鉄道etc...
その走りといえるのが京成-北総(開発)鉄道-都市基盤整備公団(当時)です。北総が高砂に乗入れてくるまでは、北総・公団とも独自の車両を製造して営業していました(北総7000系、公団9000・9100系)が、京成に乗り入れるようになると、経費の節約を兼ねて京急・京成の「お下がり」を譲り受けました。やがて空港輸送が本格化すると、「お下がり」だけでは間に合わなくなり、新車を導入することになりました。
そうなると、乗入れ先の車両と共通仕様の方がなにかと便利で、経費も安く済むため、当時の京成の最新鋭車であった3700系と中身もデザインも同じ車両を導入しました。帯は北総のカラーであるブルーにして、形式名は京成の数字をひっくり返した「7300系」となりました。
後にこのスタイルを取り入れたのが、先日ご紹介した東急2代目5000系と同仕様の横浜高速Y500系です。これに対して、独自仕様の車両を作った埼玉高速は「日本一高い民鉄」と陰口を叩かれるハメに…
北総7300系は京急にもよくやってきます。
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2005.6.7 京浜急行本線品川-北品川間
# by borituba | 2005-06-08 13:20 | てつどう | Comments(0)

八ツ山にて-4

撮り鉄を始めて2カ月、6月最初の撮影は実に4度めの八ツ山です。
何度か通っているポイントでは、ご縁がない、といいますか、相性が悪い、といいますか、なかなか撮影できない電車というのが出てきます。引き付けすぎて失敗したり、カブられたり、その日に限って全く来なかったり…。私の場合は西武10000系レッドアロー、営団08系、東急3000系(現)、JR185系etc...といったところです。
京急の車両は、700形以外は八ツ山に1時間もいれば全て撮れます(当たり前ですが)。意外に北総の車はよく来ます。では京成は…3700系は何度か撮っていますが、3500系はこれまで全く会っていませんでした。特にはっきり分かれているわけではないのですが、八ツ山で見ていると、空港輸送、とりわけエアポート快特には3700系、空港ゆき急行には北総車、3500系は京成-都営西馬込間…というような「役割分担」がなんとなくあるような感じがします。
そんな中、やっと京成3500系がやってきました。カーブ撮りにはだいぶ慣れたので、きっちりと決めることができるようになりました。
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2005.6.7 京浜急行本線品川-北品川間
# by borituba | 2005-06-07 23:40 | てつどう | Comments(0)

八ツ山にて-3

北総7000系急行がやってきました。
北総鉄道は、ここに来るようになったのは一番最近ですが、7000系は北総(開発)鉄道の1期生としてデビューした車で、ここに来る電車の中では古い方の部類になります。「ゲンコツ」という言いえて妙な仇名のとおり、特徴的なマスクです。デビュー当時は、何もないような所(ニュータウン予定地)を走っていて、都心にも来ない電車を「もったいないなあ」と思っていましたが、京成高砂乗り入れが実現し、都心どころか空港輸送にまで携わるようになり、「遅すぎた?」活躍をここで見ることができます。
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2005.5.27 京浜急行本線品川-北品川間
# by borituba | 2005-06-06 23:40 | てつどう | Comments(0)

八ツ山にて-2

京急1500形快特同士の離合です。
1500形は京急の歴史上革命的といっていい車両でした。名車1000形の後継者として、従来の京急車両のイメージを一新すべく初の試みが盛り込まれた「新世代の主力」として華々しくデビューしたのです。
その一は、両開き扉。首都圏の国鉄から片開き扉の通勤車が絶滅しても、ガンコに片開き扉を守り通してきた京急が、ついに両開き扉を採用しました。
その二は、二つ目玉。1000形までの「ソース瓶」といわれるスマートな前照灯が正面上から突き出すように据えられた「一つ目」。800形で額に埋め込まれましたが「一つ目」は健在でした。それが1500形では腰部左右に2灯となり、正面のフォルムが大幅に変わったのです。これは続く2000形にも受け継がれました。
そのほか、JR(国鉄)201系に端を発し、当時の鉄道界を席巻していた「黒面」、アルミ車体(増備車から)、VVVFインバータ採用(同じく増備車から)など、「京急初」のアイデアがふんだんに盛り込まれ、「名車」の称号が約束されたかに見えました。
しかし、変革があまりに急すぎたのか、置き換えが進まないうちに製造は打ち切られ、現在の「新京急スタイル」600形・N1000形が登場してしまいました。しかし、1500形に盛り込まれた試みは、その後の車両の基礎となったことは紛れもない事実です…フォルム以外は。
1500形は、1000形のスペックを受け継ぐ「万能電車」としては使い勝手が良く、快特から普通、都営線乗り入れやラッシュ時併結など、あらゆる場面で活用され、700形が減少した大師線にも入るなど活躍しています。
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2005.5.4 京浜急行本線品川-北品川間
# by borituba | 2005-06-05 23:22 | てつどう | Comments(0)

八ツ山にて-1

八ツ山の大踏切での「カーブ撮りのおけいこ」です。
ここは品川駅からかつては併用軌道を通って北品川に入っていたところ。鉄道橋が分離された今も、大きな二重のS字カーブを通って、北品川へ、さらに高架へと駆け上っていきます。
2100形のトップ編成がやってきました。2100形は、先頭車に番号の下2桁が表示されています。8両固定編成なので、この編成の最後尾(品川方)は「08」になっています。同じように品川方の車両の番号を8で割れば、この編成が何番目の編成かがわかります。
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2005.5.27 京浜急行本線品川-北品川間
# by borituba | 2005-06-04 22:24 | てつどう | Comments(0)

品川暮色-3

夕日が赤味を増してきました。
黄昏に向かう中、1000形が品川駅に入ってきました。これはガードレールに上って、街路樹(イチョウ)によりかかった状態で撮ったもの。結構無理な体勢でしたが、面白い角度が出ました。1000形は夕方になると6連が続けて品川に入り、併合して12連になって快特久里浜行きで下っていきます。もう少し経つと文庫や久里浜から8連の快特が上ってきて、押上まで行きます。こうした融通の利くところが1000形が長持ちする所以でもあります。
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2005.5.4 京浜急行本線品川-北品川間
# by borituba | 2005-06-03 11:58 | てつどう | Comments(0)

品川暮色-2

昨日の画像はちょうどビルの陰になったところで、光線はフラットになっていますが、横浜方にレンズを向けると、西日が当って電車の赤が一層鮮やかになります。600形快特が品川駅に入ってきました。
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2005.5.4 京浜急行本線品川-北品川間
# by borituba | 2005-06-02 11:18 | てつどう | Comments(0)

品川暮色-1

夕暮れの品川駅。京急は駅を出ると、八ツ山橋へ向かって第一京浜に沿って進みます。電車は高架の駅からまっすぐ橋へと向かいますが、第一京浜は橋へ向かって緩い上り坂になっています。歩道から品川に入ってくる電車を撮ってみたら、ちょっと面白い構図になりました。N1000形のトップナンバーです。
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2005.5.4 京浜急行本線品川-北品川間
# by borituba | 2005-06-01 16:46 | てつどう | Comments(0)

走る高級ホテル

寝台特急「カシオペア」は、青函トンネルの開通によって、東京と北海道を直結することが可能になり、飛行機との差別化を目指して、単なる移動手段としてではなく、乗ることそのものを楽しめるような夢の特急としてデビューしました。
専用機による牽引、日本の鉄道初の全車スイートルーム(2人用個室)、1編成だけの専用編成…とにかく全てが特別に作られた走る高級ホテルが「カシオペア」なのです。大阪-札幌間を走る「トワイライトエキスプレス」も同様のコンセプトが加味されていますが、こちらには昔ながらの開放式B寝台(ハネ)まで5種類の寝台が連結されているのに対し、「カシオペア」はオールA寝台(ロネ)となっています。運転日も「トワイライト」が週4日(2編成制)に対し週3日(1編成制のため)となっています。これは、予備編成がないので、点検日がとれないためで、ダイヤが乱れても運休にできない(上りまで運休になる)ため、重大な事故などで東北本線に不通個所が発生した場合は、上越線や常磐線を経由して運転されます。
「カシオペア」は専用のEF81が牽引します。塗色も客車に合わせた特別なもので、牽引時以外は屋内にいるほどの「特別扱い」になっています。個人的にはちょっとケバケバしくて好きになれないのですが…
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2005.5.27 東北本線尾久-赤羽間

両端が展望車を兼ねた最高級室になります。虹色にかがやく編成は、操車場の奥で昼寝-点検中でもよく目立ちます。ただし、日本の風景にマッチしたデザインか?と問われるといささか疑問ではありますが。
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2005.5.27 東北本線尾久-赤羽間
# by borituba | 2005-05-31 23:16 | てつどう | Comments(0)

甲州路の新しい顔

甲州路はかつては特急「あずさ」、急行「かいじ」「アルプス」の3本立てで、181/183系と165系が頻繁に新宿に出入りしていました。
「かいじ」は特急に格上げされましたが、グリーン車以外は自由席のいわゆる「モノクラス」特急で、当初は高崎・上越線筋の「草津」「ゆけむり」「あかぎ」や東北本線の「なすの」(こちらは「新特急」などという不可思議な肩書きでした。今は「特急」に統一、「なすの」は「通勤新幹線」に引き継がれた)などとともに「実質値上げ」と揶揄されました。しかし、甲府との「都市間連絡特急」という役割が与えられたことで、甲州路の顔として活躍を続けています。近年では横浜線経由の「はまかいじ」なども設定されています。
甲州路から183系特急が引退し、代わりに投入されたのがE257系です。JR九州の特急を思わせる斬新なデザインで、野暮ったいイメージが強かった甲州特急のイメージを一新しましたが、釣り上がった前面の目つきが悪く、「毒ムカデ」なるあまり有難くない愛称で呼ばれているようです。昨年秋のダイヤ改正から房総特急にも投入。順次183系を置き換えています。こちらは塗色から「黄色い毒ムカデ」と呼ばれているとか。
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2005.5.24 中央本線(中央・総武緩行線)東中野駅

山岳路線と言っていい内陸路線では、カーブに加え勾配という厄介な代物があり、スピードアップの障害になっていました。そこで、カーブでの揺れを緩和して乗り心地を改善すると同時にスピードアップを図るために開発されたのが「振り子電車」です。
振り子電車、といえば381系「しなの」や「くろしお」が思い浮かびますが、現在では次世代の振り子電車が開発され、高山本線「ひだ」、伯備線「やくも」そしてこの中央本線「スーパーあずさ」など山間部の特急でも活躍しています。
「スーパーあずさ」351系は、八王子-大月-勝沼間をはじめ、かつてはスイッチバックなどを用いていた山岳路線が多い中央本線特急のスピードアップをはかり、中央道高速バスに対抗するために183系に代わって投入された電車で、「制御付自然振り子」システムを採用。E257系が従来の特急車のイメージと大いに異なるのに対し、こちらは国鉄以来の伝統を生かしたフォルムで、優美なイメージになっています。
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2005.5.24 中央本線(中央・総武緩行線)東中野駅
# by borituba | 2005-05-29 22:36 | てつどう | Comments(1)

昨日の尾久から

昨日、尾久の駅に降り立つと、いつもは奥の方で昼寝をしている「夢空間」編成がホームのすぐ横にいました。どうやら団臨のようです。画像手前にはB寝台車が6両ばかりついた堂々たる寝台列車です。
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2005.5.27 東北本線尾久駅(尾久操車場)

やがて牽引する機関車がやってきました。純国鉄色のEF65-1111号機。1がきれいに4つ並んだ「PFタイプ」です。田端機関区からやってきたようです。その向こうではDE10があわただしく動いています。「北斗星3号」の仕立て作業でしょうか。
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2005.5.27 東北本線尾久駅(尾久操車場)

機関車を連結して、出発の準備が整いました。普通上野へ行く場合は「推進運転」といって最後尾を先頭に(ヘンな表現ですが)して向かいますが、この団臨は大宮方へ回送するようです。
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2005.5.27 東北本線尾久駅(尾久操車場)

操車場の北端付近に踏切があります。ここで211系やE231系などを撮っていますと、「ピィッ!」という電機独特の汽笛が鳴り、団臨がやってきました。ヘッドマークこそついていませんが、往年のブルートレインもかくやという迫力ある走りです。
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2005.5.27 東北本線尾久-赤羽間
# by borituba | 2005-05-28 01:05 | てつどう | Comments(0)