出場から一週間が過ぎました。

あさってから仕事にも復帰するので、まとまった時間の外出の訓練をかねて、父を亡くしてから3か月、やっと撮影に行く気力がでてきたので思い切って出かけました。
やはり撮り鉄復活一発目は京急へ。聖地に行こうかと思いましたが、周りになにもないところなのでちょっと不安なので、駅撮りにしました。
まずは新馬場。曇りの予報だったので上り狙いで行ったのですが、予想より雲が薄く難しい光線に。それでもなんとか撮りました。実に4か月出会っていなかった青京急1号がやってきました。
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2011.10.30 京浜急行電鉄本線新馬場駅
そのあと立会川へ移動。光線状態が一番いい上りの後追いをすこし。京成3400形エア快が完璧に決まりました。
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2011.10.30 京浜急行電鉄本線立会川駅
今日は各所でドンピシャの並びに恵まれました。立会川で撮った800形同士と、戻りがけに乗った2000形普通が鮫洲で快特を待避したときに撮れたドンピシャの並び。
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2011.10.30 京浜急行電鉄本線立会川駅
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2011.10.30 京浜急行電鉄本線鮫洲駅
品川で一旦外へ出て、バランスのとれたランチを探しましたが、あてにしていた店が閉店していて目算が狂い、いろいろ探した挙句何とか見つけましたが、時間も金もかかってしまいました。ちょっと行かないうちに様子がコロコロ変わってしまうという東京の街は病気した身にとっては何かとキツいですね…
なんとか腹ごしらえを済ませて品川から都営線を経て京成押上線へ。四つ木で撮るつもりでしたが雲行きが怪しくなってきたので一つ手前の八広で撮りました。
これが正解でした。撮り始めてすぐにポツポツ落ちてきました。四つ木だと青砥方ホーム端には屋根がありませんが、八広のホーム端は車掌の雨よけに屋根がついているので雨にぬれずにじっくり撮れるのです。2代目1000形のトップナンバー「イワン」です。
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2011.10.30 京成電鉄押上線八広駅
この様子はまた後日ご紹介していきます。
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by borituba | 2011-10-30 22:54 | てつどう | Comments(2)

9月25日に緊急入場したときは、その時カバンに入っていた文庫本2冊しかなく、また細かい活字が読めずに無聊は極限に達していました。

そんな時、私の鉄道好きを知る友人が差し入れてくれたのが宮脇俊三著「最長片道切符の旅」(新潮文庫)でした。同い年の私の眼のことも考慮して虫メガネを添えて…

この本は、すでに当時の国鉄線全線完全乗車を達成していた著者が昭和53年(1978年)秋から初冬にかけて、国鉄路線の最長片道ルート(いわゆる「一筆書き」)を実際に切符を買って乗車するという、鉄道趣味の究極の醍醐味と言ってもいい旅の紀行です。

北海道の鉄道路線が大幅に整理されてしまったり(この本での起点である広尾線や全線で140kmも稼げた池北線も今はありません)、東北本線が新幹線の開通で在来線の盛岡以北が「私鉄」化されてしまったり、はたまた仁堀連絡船の廃止で四国に入れなくなったりと(宇高連絡線から瀬戸大橋に変わりましたが鉄道路線としては一方口であることは同じ)、現在ではこのルートはかなり様変わりしていますが、当時まだ全国津々浦々に延びていた国鉄の路線網をフル活用して日本列島を北から南へ縦断した「昭和の日本」の貴重な記録となっています。

この中で私が最初に感銘をうけたのは、
「時刻表は百年を越える日本鉄道史上に作り成された大交響曲である。」
という一文です。駅名と数字の単純な羅列にしか見えない時刻表ですが、それによって走る列車に想いを馳せるとき、そこには四季の移ろいや人々の暮らしまでが見えてきて、それが年々歳々の積み重なって「歴史」となる…まさに長大な交響曲として五感を刺激します。それはともすればどんなに良く書けた大河小説より面白く、まさに「事実は小説より奇なり」と言えるでしょう。

速読みが自慢だった私でしたが、虫メガネで一行づつ追いながらの読書なので、読み進むのに大変時間がかかります。一日数ページづつ、しかしじっくり噛みしめるように読んでいきました。

そして、10月11日。奇しくも大震災からちょうど7ヶ月を迎えた日、読み進んでいた「最長片道切符の旅」は第9日~第10日、横手から盛岡を経て水戸に至る、東北の太平洋側を縦断するルートにさしかかっていました。別に飛ばして読んだわけでもないのに…
盛岡からは、当時の鉄道本に必ずといっていいほど載っていた名物列車であった急行「そとやま」…盛岡から山田線・釜石線を回って花巻から東北本線を北上して盛岡に戻るという「循環急行」…の大部分に乗車したりしながら、宮古、釜石、気仙沼、石巻、仙台…と、今回の震災と津波で壊滅的に被災した街々を通っていきます。
宮脇さんが乗った路線の中には、三陸鉄道や気仙沼線、仙石線など現在もまだ復旧のメドすら立っていない路線も数多くあります。走る列車や車両は変われどそこには宮脇さんが描写したのとそれほど変わらぬ風景や人々の暮らしがあったのです。2011年3月11日の昼下がりまでは。
気仙沼では合間を縫って魚市場を見に行っています。また、朝の列車は高校生や通勤客でローカル線でありながら賑わっています。志津川付近では「城砦のような」と宮脇さんが表現した防潮堤がそびえています。
しかし今回の津波はそれをいとも簡単に乗り越え、街を、そして線路を呑みこんでしまいました。そして人々の命も心も想い出も一瞬にして押し流してしまったのです。

3月11日は、関西における1月17日とともに、多くの日本人の「命日」になったことです。そんなわけで「11日」はいわば「月命日」ということになります。そんな日に奇しくも病院のベッドの上で在りし日の東北の被災地の紀行を読むことになるとは…日頃あまりそんなことは思わない私ですが、なんだか因縁めいたことを思ったのは入場中ということだけではありますまい。

なお不思議なことに、宮脇さんは仙台から水戸に向かいますが、東北本線で一気に郡山まで南下し、磐越東線で平(現・いわき)に出て常磐線で水戸に入っています。「最長片道切符」ならではの回り道ですが、ちょうど福島第一原発の警戒区域にあたる区間をきれいに避けているのです。まるで今度の事故を予知していたかのように。実際今現在仙台からいわきに鉄道で行くのにはこのルートしかなく、そのあたりにもなんだか因縁を感じます。

そんなことを思いながら気が付くと、一日数ページがやっとだった読書が20ページ弱も読み進んでいました。その後はまたもとのペースに戻り、読了は10月21日。つまり出場前日だったのですから、この日だけ異常に「読めた」ことになります。

というわけで、こうして出場した今も、あの日読んだことが時々思い出されます。そして11月11日、12月11日…11日が来るたびに「最長片道切符の旅」を手にとっては読み返すことになるでしょう。あの日を思い起こしながら…

合掌。
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by borituba | 2011-10-28 13:43 | しんさい | Comments(0)

おかげさまで

10月22日に出場いたしました。

完治というわけではありませんが、今後は食事と薬でコントロールしながら気長にお付きあいしていくことになります。

今回の入場は急だったため、当初は非常に不自由でしたが、多くの仲間たちにに物心両面で助けていただきました。改めて仲間の大切さ、有り難さを感じました。

コメントをいただきましたみなさま、本当にありがとうございます。

今回の入場生活はは人生初だらけでした。

その1:人生初点滴
入場したその日から出場3日前までず~っと針が刺さってました。刺すときと抜くときに痛かったけど、それ以外は案外気にならなかった。でも移動のたびに点滴スタンドをごろごろと持って歩かなきゃならないのは結構うっとうしかったですね。

その2:人生初車椅子
今まで全くご縁がなかったんですが、入場当初はは自分の病棟以外の場所に行くのに自力で歩けなかったので、もう乗り倒してました。最初のうちはキ×タマがパンパンに腫れてたので(最大ソフトボール大)、座ると痛くて痛くて…でも腫れが引いてからは楽チンに。看護師さんが押してくれるんですが、こんな図体を乗せてるのにスイスイと押していくのです。「すまないなぁ」と思いつつも「さすがはプロだなぁ」と感心もしました。

その3:人生初導尿管
これはキツかった。オ×ン×ンに管を挿れるときと抜くときの痛さといったらなかった。挿れてる間も違和感が抜けずに眠れなかった…2度とやりたくない。

その4:人生初CTスキャン
これは逆に面白かった。痛くもなんともないし、わりとすぐ済むし。

その5:人生初酸素吸入
それほど深刻でははかったのですが、胸に水がたまっているということで肺が圧迫されて血中酸素が落ちているというので一週間ほど酸素吸入してました。しかし無味無臭の上、それほど高圧の吸入でなかったこともあり、実感はほとんどなかったですね。どうせなら季節なんだし金木犀の香りとかついてりゃいいのになぁ…などと不謹慎なことを考えてました。

その6:人生初メガネ(老眼鏡)
厳密に言うと出場してからなんですが、入場中は友人がが差し入れてくれた虫メガネで本もケイタイの画面もはっきり読めるようになったので、退院したその足でさっそく購入。池袋の東口、東通りに老眼鏡の超安い店があるので、PC&読書用、楽団(譜読み)用、仕事(伝票などを読むときに使うクルマ常備)用と3本購入で1200円也。かけてみると、まあ本やPCの画面がよく見えるのなんの。でも遠くやテレビを見るとき外したりつけたりするのはけっこううっとうしい。あっしは近視や乱視がないので遠くを見るときはメガネいらないんです。ハイ。

逆に人生初を逃したのが「救急車」。入院するときは近所に住む楽団の後輩の車で行ったので(その時点では即入場だとは思いも寄らなかった)、救急車には乗りそこなった。まあ、あまり乗らないほうがいいんだけど…

まずはご報告まで。本格的な更新再開は仕事や楽団など社会復帰が本格的になってからになります。それまでは不定期更新になりますのでどうぞご了承くださいませ。

デハ712 拝
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by borituba | 2011-10-25 21:29 | ごあいさつ | Comments(3)

デハ712はただいま各所故障修理と更新改造のため○大板橋検車区に入場中です。
そのため更新停止しています。
出場は未定です。更新再開までしばらくお待ちください。

デハ712 拝
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by borituba | 2011-10-07 16:40 | ごあいさつ | Comments(3)