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ねこ科の寝顔-2

昨日はホワイトタイガーの寝顔でしたが、もう一方の雄「百獣の王」ライオンも寝顔は他愛ないものです。ズーラシアや上野のインドライオンはフィールド形式の公開なので、好きなところで寝ていますが、ケージ形式の公開では起きていることが多く、つがいで公開されている場合は少なくともどちらかは起きていますが、ここ東武動物公園ではオスもメスもご覧のようにぐっすり寝ています。上野・多摩・ズーラシアと違って、遊園地が併設されて、BGMが流されたり、遊具の騒音や歓声などでわりとやかましいと思うのですが、そんなことにはおかまいなしによく寝ています。
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2005.7.29 東武動物公園
ライオンに限らず、ネコ科の動物はよく寝ます。動物園で見ていると「なんと怠惰な連中だ」と思われるかもしれませんが、純肉食のネコ科は、狩りをして食料を得ているため、できるだけそれ以外の余計な体力を使わないようにしているのです。ことにライオンのように力でねじ伏せるようにして獲物を倒すタイプの場合、狩りにはかなり体力を消耗します。動物園では狩りをする必要はありませんが、エサを食べて満腹になると、次の獲物=エサまでは体力温存モードに入るので、ごろごろ寝てばかり…に見えるというわけです。
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2005.7.29 東武動物公園
by borituba | 2005-07-31 10:50 | どうぶつ | Comments(0)

ねこ科の寝顔-1

東武動物公園には、大小多くのネコ科動物が集められています。中でもベンガルトラのアルビノ(白変種)、ホワイトタイガーはひときわ目を引きます。
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2005.7.29 東武動物公園
トラに限らず、白変種は珍しく、また自然界では目立つので幼時に襲われやすく、野生で育つケースはきわめて稀です。そんなこともあって、「白い動物」はゾウ、シカ、ウシ、ウマ、カラス、ヘビなど、神仏の化身やお使いとして珍重されてきました。なお、「シロサイ」はあごの骨がクロサイより広い(ワイド)のを白い(ホワイト)と勘違いしたので「シロサイ」になったのだそうで、色が白いからではありません(実際はグレーで、これは本来の色です)。
中でもトラは、東西南北をつかさどる四神の一つ「白虎」として崇められ、四神のなかで実在性が一番高いこともあって、野生の白虎は瑞獣とされました。しかし、トラそのものが減少してしまったため、現在では野生のホワイトタイガーの目撃報告はなく、動物園で世界で200頭ほど見られるのみになっています。ちなみに日本では現在23頭います。
白地に黒縞のホワイトタイガーは、隣の折にいる普通のトラに比べると、柔和な感じがします。こうしてぐっすり寝ていると、思わずなでてやりたくなるほど可愛い寝顔です。
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2005.7.29 東武動物公園
by borituba | 2005-07-30 10:52 | どうぶつ | Comments(0)

月の砂漠に思いを馳せて

月の砂漠をはるばると
旅のらくだが行きました
金と銀との鞍を置き
旅のらくだが行きました

私が一番好きな童謡「月の砂漠」の一節です。
ここでの「旅のらくだ」はどっちなのか?というのは論議を呼ぶところです。フタコブラクダは、アジアに住んでおり、シルクロードを闊歩していたのはこちらです。コブには脂肪がつまっており、過酷な砂漠の気候に対応できるようになっています。柔らかいので、食欲がなくなってコブの脂肪を使うようになるとだらりと垂れ下がってしまいます。昔はコブに水を溜めているのだと考えられていました。
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2005.7.29 東武動物公園
今日は東武動物公園に行ってきました。上のフタコブラクダ共々画像は撮って出しです。
一方こちらはアフリカにいるヒトコブラクダ。コブに見える部分に脂肪を溜めているのはフタコブ君と同じですが、裾野が広いので富士山のような形になり、痩せても垂れ下がることはありません。フタコブと比べ足も胴も首も細身で、その分機能性が高く、アフリカでは馬の代わりに重要な労働力・乗り物として大事にされています。「アラビアのロレンス」で、ラクダ部隊が登場しますが、そこで使われているのはもちろんこのヒトコブラクダです。世界的に有名なタバコのブランド「CAMEL」の箱に書かれているのもヒトコブ君の方です。
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2005.7.29 東武動物公園
by borituba | 2005-07-29 22:02 | どうぶつ | Comments(0)

珍客登場

泉岳寺駅での都営5200形です。
私はこのブログではもちろん、他のHPやBBSに投稿する時も、京急の車両は~形、他社の車両は~系と使い分けていますが、この車両は1編成8両しかないので、あえて5200形としてみました。
都営地下鉄の第1号として開通(長いこと「都営1号線」と呼ばれていました)、当時としては派手な塗装の5000系が長らく活躍。塗装変更や車体更新をしてきましたが、地下鉄冷房化の波(かつては京急・京成の冷房車は都営線内ではクーラーを切っていました)に押されて置き換えられることになりました。その後継の試作車として1編成だけ作られたのが5200形で、京成の3500系と都営三田線の6000系を足したようなフォルム、セミステンレス車体と、現在の5300系に至る過渡的な車両であるといえます。現在は予備車扱いになっていて、普段は西馬込の検車区で眠っていますが、5300系が検査などで入場しているときにはこうして代打出場しています。私も検車区の公開などの写真でしか見たことがなかったので、こうして出っくわすのはラッキーでした。
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2005.7.21 都営浅草線泉岳寺駅
by borituba | 2005-07-28 12:00 | てつどう | Comments(1)

動物と伝説-3

シフゾウ、という動物をご存知ですか?日本では多摩動物公園だけにいるシカの仲間です。
漢字では「四不像」と書きます。角はシカ、頭はウマ、体はロバ、蹄はウシに見えるが、全体はそのどれでもない。ということで「四不像」と名づけられました。
長いこと伝説上の動物とされていましたが、1865年にフランス人の神父が北京で飼われているのを発見、実在が確認されましたが、野生ではすでに絶滅しており、北京動物園をはじめ各国の動物園で繁殖が進められ、中国では野生種の復活の試みが進んでいます。
上の画像はオス。角があるのでシカの仲間だとわかりますが、確かにシカにしては面長で、口がやや大きく、ここだけ見ればウマのようです。
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2005.6.24 多摩動物公園
一方こちらはメス。角がないのでいよいよなんだかわからなくなります。耳の付き方はウシのようにも見えるし、面長なところはウマだし、座った姿はやっぱりウシかな…
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2005.6.24 多摩動物公園
by borituba | 2005-07-27 22:56 | どうぶつ | Comments(0)

動物と伝説-2

多摩動物公園では、繁殖期以外の時期にはインドクジャクを放し飼いにしています。クジャクは優美な姿なので古くから人に飼われていました。飾り羽根は今でも人工的には再現不可能で、言わば「神秘の色」になっています。
多くの鳥は雑食性で木の実のほかに虫やカエル、トカゲなどを捕食しますが、クジャクはヘビも食べます。無毒、毒蛇にかかわらず爪で頭を押さえつけてくちばしで頭を突いて動きを止めると、爪で引き裂いて食べてしまいます。インドクジャクは世界最大の毒蛇キングコブラをも殺して食べるので、インドでは勇者の象徴として神格が与えられています。真言密教で盛んなお不動様を中心とした明王信仰の中にも取り入れられ、クジャクに乗った憤怒形の「孔雀明王」という明王があり、仏像や仏画(後光が炎でなくクジャクの飾り羽根になっている)が数多く残されています。毒蛇をも殺す強い力ということで、格闘技の神様としても信仰されています。
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2005.6.24 多摩動物公園
by borituba | 2005-07-26 12:44 | どうぶつ | Comments(0)

動物と伝説-1

実物が動物園にやって来るまで、伝説上の動物として時には神格化されていた動物たちがいます。例えばこのバク。これはマレーバクですが、漢字で「獏」と書き、中国では悪夢を食うとされていました。日本には「博物図譜」などで伝えられ、キリン(麒麟)やライオン(獅子)やオランウータン(猩々)などと共に伝説上のめでたい生き物となりました。なぜ「夢を食う」などと言われるようになったかはわかりませんが、ご覧の通り「茫漠」とした風貌、ゾウのようなサイのような不思議な姿、何となく神秘的な感じはしますが…
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2005.6.24 多摩動物公園
by borituba | 2005-07-25 22:19 | どうぶつ | Comments(1)

同じ700ですが…

東海道・山陽新幹線の目下最新の700系「どなるど君」です。「戦闘機」500系はJR西日本だけの車両ですが、700系はJR東海と西日本で使われています。西日本では新大阪以西を走る「ひかりレイルスター」用の車両は塗色が全く違いますが、東京口に来る700系は東海と同じ白にブルーの帯の開業当時からの塗色です。画像は東海の車ですが、西日本の車は先頭車に東海のキャッチフレーズである「AMBITIOUS JAPAN!」がありません。その他、車端にあるJRマークの色が違います(東海はオレンジ、西日本は青)。
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2005.7.11 東海道新幹線東京-品川間
一方、こちらは京急の最古参になってしまった700形です。というのも1000形の初期車(ファンの間では「白幕車」と呼ばれていた。冷房機が分散型で、デビュー時は非冷房だった)が姿を消し、今いる1000形は昭和50年代の製造で、昭和40年代の製造の700形が最古参になったのです。大師線で最後の活躍をしています。
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2005.7.21 京浜急行大師線京急川崎-港町間
by borituba | 2005-07-24 19:37 | てつどう | Comments(0)

世界遺産の主

この度、北海道知床半島が世界遺産に登録されました。雄大な、しかし厳しい自然環境が、人間の過度の介入を防ぎ、貴重な動植物が生活、繁殖を行なっています。
その知床の食物連鎖の頂点に立っているのが、日本最大の肉食獣、エゾヒグマです。知床では海や川にじゃぶじゃぶと飛び込んで、上り下りの鮭を捕まえてバリバリと食べていますが、動物園ではこのようにウロウロと歩き回っています。エゾヒグマは、食べ物を求めて山を歩き回りますが、手負いや老齢の個体が人間を襲って食べることがあり、「人食い熊」などと言われて恐れられていますが、通常は人間を食うことはなく、人の被害は不用意に縄張りに入って防御行動として爪で殴られての大怪我や失血によるショック死が多く、子連れなど気が立っている時期以外は基本的には大きな音で逃げるほど臆病な動物です。
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2005.6.24 多摩動物公園
by borituba | 2005-07-23 12:15 | どうぶつ | Comments(0)

哲学者たち

多摩動物公園では、オランウータンができるだけ自然に近い環境で生活できるように、夜の居室からロープ伝いに運動場(雑木林)に行けるようにしています。運動場には3頭のオランウータンが来て、木の上や地上で思い思いに遊んでいます。画像の2頭は親子…かと思ったら、おばあさんと孫なのだそうで、おばあさんは日本にいるオランウータンで最長寿なのだとか。
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2005.6.24 多摩動物公園
一方上野。ズーストック計画でオランウータンとチンパンジーを多摩へ集め、上野にはゴリラを集めました。多摩のオランウータンと同様、自然環境を再現した「ゴリラの森」を造り、ゴリラのコロニーを再現しています。オスは成長すると背中の毛がグレーになり「シルバーバック」と呼ばれます。コロニーはシルバーバックが2~3頭(上野では2頭)にメス数頭、これに子供を含む若い個体がいて、合計10頭~20頭で形成されています。ゴリラは縄張りの誇示や威嚇、危険を知らせたりするために「ドラミング」といって胸を激しく叩きますが、こうした行動が誤解されて「猛獣」扱いを受けましたが、実は性格は温和で、自ら争いを起こすようなことはしません。
シルバーバックはご覧のように日がな座って沈思黙考しているように見えます。その姿はなにやら哲学者のようです。でも実は「ごはんまだかな…」と思っていたりして?
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2005.7.5 上野動物園
by borituba | 2005-07-22 22:30 | どうぶつ | Comments(0)