スーザのあとはやはり今日が命日のコダーイ・ゾルターンを聴いております。

コダーイの作品は吹奏楽者にとっては「ハーリ・ヤーノシュ」、近年では「孔雀変奏曲」ということですが、合唱を能くするみなさまには今も合唱コンクールでよく出る「ミサ・ブレヴィス」など合唱の難曲のイメージが強いでしょうか。

そんな中、吹奏楽者のあっしとしてはまずはここから、ということになります。
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コダーイ・ゾルターン:
組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
ガランタ舞曲
ハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲
ロンドン交響楽団
ケルテス・イシュトヴァーン(指揮)
やはりこの3曲から入ります。コダーイの代名詞であるハンガリー民謡をモダンなサウンドで再構成した傑作です。不慮の事故で夭逝して今だにその死が惜しまれているコダーイ門下のケルテスの貴重な記録としても素晴らしい演奏です。

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ハンガリー詩篇 Op.13
コズマ・ラヨシュ(テノール)
ブライトン・フェスティヴァル合唱団
ワンズワース・スクール少年合唱団
ロンドン交響楽団
ケルテス・イシュトヴァーン(指揮)
声楽の作品からは1923年のブダペスト50年祭のために作曲され、出世作でもある「ハンガリー詩篇」を聴きます。ハンガリー民族の苦難と栄光を称える讃歌ですが、当時独裁政治による圧政の下に苦しむハンガリー国民を鼓舞し、独裁政権へのブロテストを裏に秘めた力強い合唱の名曲で、ここでもケルテスの素晴らしいアンサンブル捌きが光っています。
by borituba | 2017-03-06 22:45 | おんがく | Comments(0)

今日は「マーチ王」ジョン・フィリップ・スーザ忌です。

今宵は吹奏楽者のあっしが40年来聴き続けてきたスーザのマーチ集を聴いております。
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「海を越える握手~世界のマーチ集」
ジョン・フィリップ・スーザ
海を越える握手
アメリカ野砲隊
雷神
ワシントン・ポスト
キング・コットン
エル・カピタン
星条旗よ永遠なれ
~その他世界のマーチ20曲
イーストマン・ウィンド・アンサンブル
フレデリック・フェネル(指揮)
スーザの代表的なマーチ7曲を中心にした「マーチでめぐる世界一周」。スーザの作品はすべて、収められた20曲のほぼすべて吹いたことがあります。スーザの作品ではありませんが、アール・E・マッコイの「消灯」は長年フジテレビのスポーツテーマでした。フジテレビが使っていたのがこのアルバムの演奏です。次にご紹介するアルバムも含め、すべての曲を指揮者のフレデリック・フェネルが校訂した譜面による演奏で、フェネルの校訂譜は世界中の吹奏楽団で演奏されています。
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「サウンド・オフ!&スーザ・オン・レヴュー」
ジョン・フィリップ・スーザ
サウンド・オフ!
神秘の殿堂の貴族たち
サーベルと拍車
ザ・ピカドール
アワー・フリーテイション
士官候補生
ザ・インヴィンシブル・イーグル
ビュレット・アンド・バイヨネット
自由の鐘
旗手と騎手
ソリッド・メン・トゥ・ザ・フロント!
第7騎兵隊の栄光
ライフル連隊行進曲
ゴールデン・ジュビリー
ゴールデン・ジュビリー(別テイク)
ザ・グリディロン・クラブ
ニュー・メキシコ
セスク-センテニアル・エクスポジション
黒馬騎兵部隊
カンザスの山猫
マンハッタン・ビーチ
名誉の砲兵隊
ザ・ナショナル・ゲーム
アメリカ海軍の栄光
「海を越える握手」に収められた7曲を除いたスーザの代表的マーチを集めた2枚のアルバムを1枚のCDにまとめたものです(「ゴールデン・ジュビリー」が2曲入っているのはそのためです)。LP時代から楽隊のコンサートのデモテープとしてとにかくお世話になりました。記憶をたよりに数えてみると実に20曲吹いています。中では中学時代のアメリカ演奏旅行で演奏した「神秘の殿堂の貴族たち」と、15歳から30年過ごした楽隊のコンサートで締めに必ず演奏した「名誉の砲兵隊(螢の光行進曲)」があっしにとっては忘れることのできない作品です。

2枚ともあっしの吹奏楽者としての原点で、スーザの楽しさと凄さにどっぷり浸ることができる名盤中の名盤です。
そしてイーストマン・コダック社製の35ミリフィルムを使用した録音は、50年以上前の録音とは思えない鮮度で、スーザのダイナミックなマーチの魅力を余すところなくとらえていて、録音技術史的にも貴重な記録です。
by borituba | 2017-03-06 20:43 | おんがく | Comments(0)