2009年 03月 12日
2月の鉄活動から:ドクターイエロー
それでは、ということで急遽改札を出て、以前も撮ったことのある橋上駅舎から地上へ降りる階段の途中へ陣取ります。かつてここで500系を撮っていました。編成全部は収まりませんが、角度がイイので気に入っているポイントです。
ここで「あいつ」が戻ってくるのを待ちます。その間下ってくる新幹線を撮ります。まずは現エースの700系。
続いて初代のぞみの300系。ついこの間と思っていましたが1992年デビューですからもう17年になるんですね。デビュー当時に初めて乗った時の衝撃的なスピード感は今でも忘れられません。
続いてやってきたのは新エースのN700系。一昨年夏デビューでしたが、今まであまり熱心に新幹線を撮っていなかったのでこれが初撮りです。
そうして待つこと30分、戻ってきた「あいつ」をゲットしました。
「あいつ」の名は「ドクターイエロー」。
正式には「新幹線電気軌道総合試験車」という舌を噛みそうな名前です。白と青がイメージカラーの新幹線の中にあって、真っ黄色の車体が一際目立ち、誰がつけたか「ドクターイエロー」という愛称がつけられました。事業用車を示す900番台の923形といいます。
在来線ではこういう試験車両は深夜や早朝など列車が少ない時間帯に運転されることが多いですが、新幹線はラッシュアワーがない代わり定時性の維持のため朝一番から夜の最終までほぼ満遍なく列車が運転されるので、試験車両は通常の営業運転に混じって日中でも運転され、昼間私たちが見られるような時間帯に見かけることがあるのです。
ドクターイエローは試験車両のため、旅客用車両の約半分の7両編成で、16両では収まらないこのポイントでも全体が収まります。