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シリーズ:ローレル賞の系譜-1

今日から新シリーズになります。どうぞよろしくお願いいたします。
鉄道友の会が昭和33(1958)年から、すぐれた鉄道車両に対する顕彰を始めました。ブルーリボン賞です。前年に営業デビューした車両を対象に、候補車両を選定、全国の友の会会員の投票で1形式を選出します。言わば「年度代表車両」という性格です。
そのため、昨年の小田急VSEのように、鉄道ファン以外の注目をも集めるような看板特急車両が選定されるケースが多くなります。古くは元祖ロマンスカーの小田急初代3000系、「こだま形」国鉄151系、初代新幹線0系などが選出されました。ブルーリボン賞の選定車両については後日シリーズでご紹介します。
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2007.2.7 箱根登山鉄道箱根湯本駅
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2007.2.7 箱根登山鉄道箱根湯本駅
その後、特急車両でなく、通勤車両にも優秀な車両が登場するようになりましたが、通勤車両は局地的なものが多いために票が分散するので不利だということで、通勤車両に対しての別の顕彰がつくられました。これがローレル賞です。
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2007.2.17 東京急行電鉄8500系車内
後に対象が地方私鉄や路面電車などに拡大されましたが、その年話題になった新車両が選ばれ、技術やデザインの発展の歴史の証人ともなり、ブルーリボン賞とは別の権威を獲得しています。明日から栄光のローレル賞ウィナーの中で、私が出会った車両たちをご紹介していきます。
by borituba | 2007-03-13 22:54 | てつどう