2007年 02月 20日
初乗り初撮り-上信電鉄1
大正末期の1924年、改軌したときに3両購入した電気機関車が、なんと齢80を超えて活躍しています。デキ1型電気機関車です。
デキ1型は、ドイツの総合重工業メーカー、ジーメンス社製です。ジーメンスは現在でも「戦艦から補聴器まで」をキャッチフレーズに電気工業の世界的メーカーとして健在で、日本ではかつて旧海軍の戦艦「金剛」など、近年では京急2100形、N1000形の「ドレミファインバータ」が有名ですね。
現在、上信電鉄は貨物営業を行っておらず、電気機関車は保線用のバラスト輸送以外には出番はありませんが、鉄道の歴史に残る技術遺産としての価値が高いため、動態保存をかねて現役で使用しています。偶然バラストの積み込みのため貨車を牽引してやってきました。