報恩・昭和の電車グラフィティ21-西武2000系(初期車)

今日は新宿線に行ってきたので、2000系のなかで昭和の間に作られた初期車を狙ってみました。画像は撮って出しです。
2000系は昭和52年デビュー。西武初の4扉車であると同時に、初の界磁チョッパ制御車であり、また前面貫通型で種別幕と方向幕が左右に振り分けられたそれまでの西武にはなかった新鮮なデザインでした。
西武新宿線は、地下鉄東西線への乗り入れ(もし実現していたら営団5000系が所沢に顔を出していたかもしれません)を近代化の遅れを理由に国鉄に持って行かれたこともあり、都心への乗り入れが「悲願」になっていました。結果的には池袋線でそれは実現しますが、新宿線の起点西武新宿駅は歌舞伎町には近いのですがJR新宿駅からは離れており、中心部への乗り入れの可能性を模索していました。2000系はそれに対応するために地下鉄車両と同様の基準を満たしたつくりになっています。そのため、2000系は長らく新宿線専用で、池袋線沿線に住む私にとっては、「幻の電車」でした。高田馬場駅で姿を見るたびに「いつ乗れるだろう」「いつか乗りたいな」などと思っていたものです。
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2006.2.7 西武鉄道新宿線野方-都立家政間
その後平成になってから、後期車(「新2000系」と呼ばれていますが、車体のマイナーチェンジ車であり、性能はほとんど同じ)が池袋線にも入りましたが、若き日に高田馬場で見ていた初期車は現在も全車新宿線で活躍しています。近年では後期車に近い形へに更新されています。
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2006.2.7 西武鉄道新宿線野方-都立家政間
新宿線は沿線に学校が多いところから、増結を頻繁におこなっています。2000系は増結用に2両編成も作られ、新宿方先頭車はクラシカルな「前パン車」になっています。これも近年更新を受け、シングルアームに付け替えられ、方向・種別幕はLED化されています。パンタグラフが変わっただけで、かなり感じが変わって見えます。
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2006.2.7 西武鉄道新宿線野方-都立家政間
2000系初期車がデビューして来年で30年になります。更新を受けながら現在、後期車を含めて西武の最大勢力になっていますが、新宿線では最古の部類に入る車両であり、最新の20000系の増備で、101系と共に「そろそろ…」の声が聞こえてきているようです。特に更新されていない編成は予断が許せません。
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Commented by 秘密の地下サイト管理人 at 2006-02-08 00:05 x
こんばんは。昭和の電車グラフティー、楽しく拝見させていただいております。
西武20000系が新宿線の西武新宿~国鉄新宿駅地下への乗入れを意識したつくりであったとは知りませんでした。
現在の「6000系」有楽町線乗り入れ車の大先輩といったところでしょうか。
東京メトロ池袋~渋谷間開業にあわせ新たな乗り入れ車を作る
ことも考えられているのでしょうか?6000系も元をたどれば
20000系での考え方をベースに作られたのでしょうか?
Commented by デハ712 at 2006-02-12 00:45 x
おいでいただきまして、ありがとうございます。
「昭和の電車」シリーズも20回を超え、弊ブログの最長シリーズになりました。当シリーズの「昭和の電車」の基準は「本家で働いていること」です。なので東葉高速1000系や北総7250系は「アリ」ですが、流山に行った西武車や上毛へ行った井の頭車は「ナシ」です。でも、フォルムはまさしく「昭和の電車」なので、番外編でご紹介したいですね。上毛にはしばらくご無沙汰なので、東武の吊り掛け車がいるうちに行ってきたいと思っています。
by borituba | 2006-02-07 20:18 | てつどう | Comments(2)