報恩・昭和の電車グラフィティ8-井の頭線3000系

昨日に引き続き京王の「昭和の電車」井の頭線3000系「ステンプラカー」です。
3000系のデビューは昭和37年。今回ご紹介している「昭和の電車」の中では最も古いデビューになります。東急車輛が実用化に成功したオールステンレス車体をいち早く導入。東急7000系に続く日本で2番目となりました。
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2006.1.24 京王電鉄井の頭線浜田山-高井戸間
当初からの15編成は4両固定編成、その後の14編成は5両固定編成で、分割併合を行なわないので前面は非貫通。いわゆる「湘南顔」で、京王の伝統的なフォルムを踏襲しています。最大の特徴は顔の上半分に付けられたFRP製のマスクです。先頭車の番号末尾によって、ラベンダー、スカイブルー、アイボリー、ライトグリーン、サーモンピンク、ベージュ、ブルーグリーンの7色が付けられて、銀一色のステンレスカーの味気なさを解消。「何色がくるかな?」と子供たちや女子校生などにも人気で、路線のイメージアップにも一役買っています。私はこのラベンダーが好きです。
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2005.4.8 京王電鉄井の頭線井の頭公園駅
カラーマスクは井の頭線のシンボルとなり、3000系の後継1000系はアルミ車体ですが、前面のカラーマスクは引き継がれ、7色の電車が渋谷と吉祥寺を走り抜けています。
3000系はステンレスカーということで寿命が長く、また本線とは別に成り立った(幻の「山手急行」の一部を担うはずだった)ことで1067mm軌間であることで、初期の車両の一部は北陸鉄道や上毛電鉄に移り、カラーマスクはそれぞれの会社のイメージカラーになっています。現在井の頭線にいる3000系は昭和55年以降に増備された車両で、前面窓を両端まで広げ、これも京王好みの曲面ガラスに交換した「ワイド窓改造」された更新車両で、界磁チョッパ制御になっています。
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2006.1.24 京王電鉄井の頭線浜田山-高井戸間
長年活躍してきた3000系ですが、すでに半数が譲渡や廃止となり、1000系の台頭で少しづつ数を減らしています。本線ではすでに5000系が消滅したことで、昭和の京王フェースの最後の生き残りになった3000系の末永い活躍を祈ります。
by borituba | 2006-01-25 12:11 | てつどう | Comments(0)