今日の一枚~爽やかな春の朝に聴くモーツァルト

一昨日何の気なしにEテレをつけていたら、とてもきれいな合唱曲が流れてきました。思わず画面を見るとつなぎの「名曲アルバム」でした。

「誰の曲だろう?」と終わりまで画面に眼をおとしていると、モーツァルトの「孤児院のミサ」とのこと。早速新宿ユニオンで漁ってきました♪
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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
ミサ・ソレムニスハ短調 K.139(47a)「孤児院のミサ」
エクスルターテ・ユビラーテ K.165(158a)

バーバラ・ボニー(ソプラノ)
ヤドヴィガ・ラッペ(アルト)
ヨゼフ・プロチェカ(テノール)
ホーカン・ハーゲゴール(バス)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
ヴィーン・コンツェントゥス・ムジクス
ニコラウス・アーノンクール(指揮)

なんとみずみずしい、爽やかな音楽でありましょうか。「ミサ・ソレムニス」にふさわしい重苦しい序奏から、まるで霧が晴れて抜けるような青空になったように劇的に転調、爽やかに、そしてマエストーソに歌い上げられる神への賛美と感謝。キリスト者でなくとも祈りの頭を垂れたくなるような美しい音楽です♪

主調はハ短調となっていますが、ハ短調なのは「キリエ」の序奏だけで、主部でハ長調に転調してからはほとんど長調で、バッハの「ロ短調ミサ曲」と同じような構成になっています。
驚くべきは、この美しいミサ曲が、12歳の少年によって造り上げられた。ということです。ハイドンのパトロンとしてヴィーンを「音楽の都」と呼ばれる文化都市にした女帝マリア・テレジアの御前で演奏され、女帝から祝福された天才モーツァルトは、宗教音楽にも素晴らしい作品を次々と世に送り出すことになります。

ピリオド楽器・ピリオド奏法によるアーノンクールの演奏は、古典的な宗教声楽曲の歌の力を十二分に引き出して、力強く、格調高く歌い上げています。独唱も合唱もアーノンクールのアプローチに沿った素晴らしい歌心とアンサンブルで聴き応え充分です。

カップリングの「エクスルターテ・ユビラーテ」共々清々しい春の朝に目覚めの一枚としてオススメします♪
by borituba | 2017-04-30 23:35 | おんがく | Comments(0)