2013年 03月 16日
今日の撮って出し!:ついに「その日」がやってきた
2013年3月16日、ついに「その日」がやってきました。
東京メトロ副都心線と東急東横線が相互乗入れを開始、同時に西武池袋線・東武東上線との直通運転も始まりました。創業者は共に関東私鉄の雄にして東武と東急は「師弟関係」ですが、西武と東急は「最大のライバル」ということで、東急と西武が1本のレールでつながるなんてことは一昔前は考えられなかったことでした。それだけに「その日」は「歴史的握手」となったことです。
千川駅の案内表示。ここに「元町・中華街」の文字が躍るようになりました。同時にこんな案内も出るようになりました。
いつもはこういうときは行かずにしばらくして落ち着いてから撮りに行くのが常ですが、歴史的な「その日」ということで当日に撮影に行ったわけです。
西武・東武を走る東急車は、以前から異例の車両貸し出しで見ていましたので、今回は「東急を走る西武・東武車両」を撮るために東急に集中することにします。
撮影場所には日中前半のロケーションがいい都立大学を選びました。ホームの案内はこんな風になりました。
開通初日の東横線はなぜかメトロ7000系祭りです。副都心線直通の急行・特急・各停だけでなく、東横線の線内運用にまで入っていました。
今回乗入れ相手が変わったことで当然ながらダイヤ改正されましたが、基本的なパターンは変わっていません。今まで中目黒からの日比谷線が担当していた菊名ゆき各停は渋谷始発に変更されて生き残っています。
菊名ゆきのあとの元町・中華街ゆき各停がなんと連チャンで7000系。副都心線でもめったにない現象です。
お目当ての西武6000系と東武50070系は急行・特急でやってきますが、思ったほど本数は多くないです。むしろ東急2代目5000系が西武・東武まで行く運用が目立ちます。でも、今までなかった10連が疾走する姿はやはり新鮮です。6000系には開通祝いのヘッドマークが付けられた編成もありました。東武50070系にも付いていたので撮ってからよく見るとスカイツリーのPR…ちゃっかりしてるなあ。
東横線急行停車駅のホーム延伸がギリギリまでかかったために西武・東武・メトロへ長々出稼ぎに行っていた2代目5000系10連編成。やっと実家に戻ってきてのデビューになりました。
2代目5000系が東横線内で今まで見たことのない方向幕を出して走っている姿がなかなか新鮮です。
でも何といっても一番新鮮だったのは「特急」幕の馬鹿殿です。西武では特急はレッドアロー以外はありえないので、西武車が「特急」として走るのは東横線内限定というわけですね。