2012年 06月 11日
昨日の撮って出し!:2012年、あじさい、咲く。
あじさいは、同じ品種でも、その年の気候などで、花の密度に差が出るようです。去年も同じところで撮りましたが、暖冬であったことに加え4・5月も暖かく、というより暑く、全体に花が大きかったのですが、今年は冬が予想以上に寒く、また暖かくなるのも遅かったせいか花の数は多いものの一つ一つが小ぶりです。ただ、一房ごとの花の密度は去年より濃いようです。
日当りの良い切り通しの則面はほぼ満開ですが、大きな木の下はまだ育ちきっていない花も見られます。しかし、育ちかけの幼花も、日陰の花もまた地味ながら美しい。
震災以来花を撮るとき必ず何枚か撮っている「空と花」。この季節は入梅で抜けるような青空というわけにはいきませんが、あじさいには却って似合うようです。
小ぶりの花がみっしりと咲くさまは見事ですが、こうしてたくさんの花だけを切り取って撮ると、なんだか草間彌生の作品みたいに見えます。
切り通しの両側に咲いている場所で、対面をバックに手前の花を撮ると画面が花でいっぱいになります。
列車を撮る合間に踏切際に咲く花をいろいろな角度から撮りました。
2つならんで寄り添うように咲く花。このごろとてもいとおしく思えます。
株の中で芯になる花はひときわ大きく、アップで撮るととても立派です。