2010年 06月 05日
4月の鉄活動から:城南地区の名脇役(4)
今日は7700系より絶滅危惧度がもう一段高い元7200系の7600系です。
7600系は元初代7000系の7700系と同じコンセプトの下に改造されました。7700系同様車体外観にはほとんど手をつけていないため、「ダイヤモンドカット」と呼ばれる特徴的なフォルムは健在です。
タネ車の7200系は昭和42年(1967年)デビュー。今は亡き京急700形と同期生になります。7600系への改造は初代7000系→7700系より1年早く昭和61年(1986年)になります。7600系(7200系)は地下鉄乗り入れ車ではないので屋根が高く、7700系(初代7000系)よりゴツい感じに見えます。実際パンタグラフの伸びも7700系より低くなっています。同じ場所で撮った昨日の7700系の画像と比べてみてください。
7600系はのちの7700系の先行試作的要素が強く、改造は3編成9両に留まりました。そのため元々両数が少ないところに持ってきて入っていても1編成、入っていない日も多く、なかなか撮れないレアな車両です。今回も5回ほど集中的に撮って出会えたのは2回でした。2代目7000系の増備も再開されるようなので、早いうちにまた集中的に撮りに行かないといけません。