2005年 06月 19日
みらいのでんしゃ
子供の頃、「みらいのでんしゃをかきなさい」と言われて描いたのは、こんな電車ではなかったでしょうか?新幹線が東京-大阪を3時間で結び、リニアモーターカーの模型が大阪万国博に展示され、「夢の超特急」が現実に近づき始めたころ、町では吊り掛けモーターの電車が轟音を上げ、田舎ではまだ蒸気機関車が走っていたのです。当時の特撮映画やテレビドラマで、超兵器や超人たちが怪獣と戦っているバックには、こうした古き良き時代の鉄道が写っていることがよくあります。そのギャップが私たちにはたまらないわけですが、今の子供たちはどう思って見てるんでしょうか?
そんな私の世代にとって、最近の電車はVVVFインバータの独特な音も含めて「夢の電車」に見えます。しかし、無骨な鋼製抵抗制御車にも愛着を感じるのもこれまた事実です。
2005.6.17 相模鉄道本線鶴ヶ峰駅